Interior Planning Competition 2016

Interior Planning Competition 2016

■開催主旨■

2016年度にインテリアプランナー資格試験制度が変更され、学生や一般の方に資格取得の可能性が広がります。
日本インテリアプランナー協会(JIPA)では、この機会に建築・インテリアを志す若手の育成と新たな場の創出のため、「インテリアプランニングコンペ2016」と題したアイデアコンペを実施します。
このコンペは個人・グループでの応募の他、学校の授業やゼミでの課題として取組んでいただくことができます。
コンペの最終選考と展示は、JIPAが主催するインテリアのプロと企業をつなぐ国際展示会とセミナー「IPEC2016」の会場で行われます。
最終日にはインテリアと建築のプロフェッショナルが集うなか、審査員と入選者とを交えた審査結果の講評や懇親会を行います。
今後は、今回の試験制度変更に伴い新しく創設される「アソシエイト・インテリアプランナー」の参加を視野に入れ、インテリアプランナーを目指す若手を啓発するイベントとして展開する予定です。

IPEC2016は2016年11月3日〜5日の3日間、東京で開催します。

■最終審査結果■

2016年11月5日(土)に行われた最終審査における厳正な審査の結果、入選45作品の中から、以下の10作品を入賞として選出いたしました。

■総評 霜野 隆
(一般社団法人日本インテリアプランナー協会会長)
全国の学生やインテリアに興味のある一般の方々、またプロの方々の参加も可能としたこのコンペに多くのエントリーがありました。
個人、グループ、学校の授業とそれぞれの内容は中身も濃く、一次審査にはかなりの時間を要しました。
プレゼンシートでの審査を通過した45の作品は、それぞれに魅力多い作品が揃い、IPEC2016での模型展示も全作品が無事に出揃いました。会場における作品プレゼンテーションは45作品中84%の38名が行い、複数の留学生も発表して国際感もあり、審査員や来場者も熱心に聞き入っていました。
次回予定の「インテリアプランニングコンペ2018」にも大いに期待したいです。
  応募No 作品名 制作者 所属

■特別審査員マニュエル・タルディッツ賞
1120 無形のインテリア
-自然の豊かな多様な形態であり
人工の機能性をもつ-
池ヶ谷祐輔 金沢工業大学大学院
工学研究科建築学専攻
作品コメント 今年のIPコンペでは、多くの興味深いプロジェクトがありました。 課題への解答として、また質の高い模型表現として提出されたものが数多くありました。その視点からみると、この提案はバランスのとれたものでした。 表題はちょっと複雑ですが、模型の表現はシンプルで繊細でした。 グリッドシステムの自由さが、ユニバーサルスペースの構成をうながしていました。 さらにそのグリッドシステムは室と家具の一体化を可能にしました。つまり、無形と形態の間の創造的な絶妙な関係が、この提案の最大の成果だといえるでしょう。

マニュエル・タルディッツ
みかんぐみ共同主宰、明治大学大学院特任教授


■特別審査員河村容治賞
1344 Discovery to Circulate 宇田 葉月
稲田 浩乃
中村 祐耶
喜多見一樹
工学院大学
作品コメント この作品では、規定の空間(6×6×6m)を具体的な機能によらず、様々な形体の空間に分割し、連続しながら全体にばら撒かれている。利用者が固定概念にとらわれず自由な発想でその空間を使いこなし、一般的な使い方からはみ出した行為から新たな生活形態が生まれてくることを期待している。他の作品が具体的な行為や感情をテーマにしているのに対して、人間の行為と生活空間との関係を根本から問い直す、極めてユニークなコンセプトである。また他の作品に規定の空間を(特に高さを)利用し切れていなのが目立ったのに対して、この作品では十分な空間利用がなされている点が優れている。しかし、模型では具体的な用途を連想しそうな材質を表現してしまったため、その意図がかえって伝わりにくくなっている。すべての面を同じ材質、色で仕上げていれば、よりコンセプトが明確に表現できたであろう。

河村 容治
日本インテリア学会理事


■日本インテリアプランナー協会会長賞
1045 光影 ハム ナリン 文化学園大学
建築インテリア学科
作品コメント 今回のテーマ「シェアするインテリア」において、人、家具、床、壁等でシェアする提案が多い中、地球上のすべての生物や植物等にそそぎ続けている「光」に着目したところが新鮮。季節、時間、天候等で絶えずいろいろなシチュエーションを我々に体験させている光をブラインドでコントロールすることと緩やかな曲面の床面だけでインテリア空間を演出し、いろいろなステージを表現している。デザインする事を限りなく抑えての勇気ある提案を評価した。

霜野 隆
一般社団法人日本インテリアプランナー協会会長


■東京インテリアプランナー協会会長賞
1004 □と、○。 畠山 結菜
佐藤 文美
冨原 明香
野原 瑠斗
北海道芸術デザイン専門学校
環境デザイン学科
作品コメント この作品は今回のテーマである「シェアするインテリア」をコンセプチュアルに捉え、同じ空間にいる人が物理的(□いボックス)、視覚的(光と影)にできるスペースを供与(シェア)し、その中でコミュニケーションも始まる・・・と提案しています。いろいろなサイズの立方体には、大きさの違った円形の窓(穴)が開けられており、積み重ね、折り重なって約6メートル四方の空間を埋めています。見る方向によって景色が変わるグラフィカルな空間は心が弾むような楽しい気分にさせてくれます。そして左右の6メートル近くの高さがある壁にもデザインコンセプトの延長にある円形のミラーシートが貼られ、限られた空間を感じさせない配慮もしています。また今回のコンペの特徴的な条件であるバックライトを、最大限に利用しており、立方体から「透ける光」と丸く開けられた窓から「抜ける光」によって、折り重なって見える光と影のハーモニーが四角と丸の重なったシルエットを強く印象付けており、ビジュアル的にも秀逸で大変良く考えられた作品だと思います。

寺本 昌志
一般社団法人東京インテリアプランナー協会会長


■建築技術教育普及センター理事長賞
1083 Cozy Space
居心地の良い関わりを求めて
白土 瑶子 東京都市大学

■日本インテリア学会会長賞
1153 Stairs Rebuilding 須山 成生 日東設計事務所

■優秀賞
1007 記憶 岩橋 鈴華
藤井 雄太
平塚 友都
北海道芸術デザイン専門学校
環境デザイン学科

■優秀賞
1301 「WASHITU」のシェア
和室でつなぐ家族の絆
田中 賢次
山藤 幸治
長石 まい
京都建築大学校 建築学科

■協賛企業賞
1005 光。ひろがる。 澤永 悠里
五十嵐晴香
難波 里華
北海道芸術デザイン専門学校
環境デザイン学科

■プレゼンテーション賞
1357 シェア・コード 趙 敏持 ICSカレッジオブアーツ
  応募No 作品名 制作者 所属

■入選
1011 Dynamic and Static 鈴木 愛美
池本陽花里
佐藤 美佳
羽澤 紗英
保永 成美
駒沢女子大学 人文学部
住空間デザイン学科
1014 SHARE "RAINY DAY" 栗原絵央奈
市井  空
北本 瑞穂
今野 詩織
田中くるみ
駒沢女子大学 人文学部
住空間デザイン学科
1028 Night and Day 三好 奈那
阿部 里美
遠藤 知佳
中原  彩
三神 早織
駒沢女子大学 人文学部
住空間デザイン学科
1029 按田萌乃可
伊藤季美佳
明松  茜
津村 理奈
望月 琴絵
駒沢女子大学 人文学部
住空間デザイン学科
1038 茶をシェアする チーム:どり〜む
滝沢 杏花
関  比奈
本間  永
新潟工科専門学校
インテリアデザイン科1年
1039 世界のキッチン チーム:Eチーム
貝沼 広布
齋藤 由季
木村 晴菜
新潟工科専門学校
インテリアデザイン科1年
1041 世界の楽器と音の調和 チーム:アクアピア
岡田 悠弥
窪田 大希
須貝 佳奈
新潟工科専門学校
インテリアデザイン科1年
1043 水で時を計る 山口 名菜 駒沢女子大学 空間造形学科
1051 Circle of indication 高橋 美帆 広島工業大学 環境学部
環境デザイン学科
1123 Share room box 吉松 宏樹 フリーランス
1138 気持ちのシェア 海老澤優衣 文化学園大学 造形学部
建築インテリア学科
インテリアデザイン2コース
1139 ジカンリョコウ 河野 舞 文化学園大学 造形学部
建築インテリア学科
1146 intersection room 安彦 翔平
廣瀬 尚也
青山製図専門学校
1156 つくるをシェアするインテリア 田路 直也 千葉工業大学 工学部
デザイン科学科
1158 遊びの住処 長友 一誠 千葉工業大学
1161 むすんでひらいて
-狭小住宅における家具の提案-
都築  澪
鈴木 美穂
東京理科大学理工学部建築学科
芝浦工業大学工学部建築工学科
1162 self 岡本真由子
川田裕梨乃
京都工芸繊維大学
1163 NOTE
-アイディアを多様なカタチで
シェアできる空間-
中野 未貴
佐藤  梓
笠  祐希
大久保幸也
東京都市大学 都市生活学部
都市生活学科
1164 わたしの、わたしたちの、
フォトコミュニティーセンター
小野 龍太郎 京都造形芸術大学
通信教育部 デザイン科
空間演出デザインコース
1166 時代を歩く 長谷川拓也 千葉工業大学工学部
デザイン学科
1209 本をシェアする→空間が動く 木原 果歩 広島女学院大学人間生活学部
生活デザイン・建築学科
1220 PRISM 小山 斐香 ICSカレッジオブアーツ
1222 寛の間 砂子場 信 ICSカレッジオブアーツ
デコレーション科
1248 本の虫
-知識と光に包まれる場所-
和田 周子 日本大学 短期大学部
建築・生活デザイン学科
1258 SCALE OUT
-家具が語る創造空間-
笠原 寛都 日本大学 短期大学部
建築・生活デザイン学科
1260 小さなお城
-遊ぶことは生きること-
宇津里緒奈 日本大学 短期大学部
建築・生活デザイン学科
1264 キャッチ ボール
-心と体の健康を分かち合う-
石井 李佳 日本大学 短期大学部
生活デザイン学科
1273 追悼ギャラリー カン ジェソン ICSカレッジオブアーツ
1274 Fantasy Reality 岸井 摩紀 ICSカレッジオブアーツ
1298 星の万華鏡
-光の演出と癒しの空間-
前田 千尋 日本大学 短期学部
建築・生活デザイン学科
1311 書の盤
-間が繋げる文字の芸術-
久保田秀弥 日本大学 短期大学部
建築・生活デザイン学科
1313 響鳴箱
-人と共にめぐる音-
藤井 英 日本大学 短期大学部
建築・生活デザイン学科
1315 DISTANCE CUBE カツ シカ 東京工芸大学
デザインメディア領域
1322 Our Kitchen LOU YANBO 東京工芸大学
1334 KID'S NEXT 村松千栄美
亀谷奈央子
芝浦工業大学工学部
建築工学科3年
日本インテリアプランナー協会が主催しました「第4回インテリアプランニングアワード2016」で選出された入選50作品の作品集『インテリアプランニング・ベストセレクション2016』に、【インテリアプランニングコンペ2016】の入選45作品が掲載されます。

THEME & ASSIGNMENT

■テーマ「シェアするインテリア」

 コンペの募集テーマは「シェア=share」。「シェア」とは、
①〈物を〉共有する、一緒に使う
②〈食物・財産などを〉分ける、分配する、分かち合う
③〈考え・感情・経験などを〉共通して持つ、分かち合う
…といった意味があります。
 環境問題では身近なCO2排出削減対策の一つとして「ウォームシェア」「カーシェアリング」など資源をシェアする例が挙げられます。また生活様式の多様化に伴い、住まいや仕事場を「シェアする」ライフ・ワークスタイルも市民権を得ています。さらに、情報手段の発展とともに個人的な体験をSNSなどで「シェアする」など、新たな人と人とのつながりが人種や国境を超えて急速に拡大しています。このような「シェアする」時代をより快適に、より豊かに生きるための空間を考えるコンペです。

■課題

 キーワードを参考に、「空間規定/模型制作規定」に示す約6m角の空間内に「シェアするインテリア」を考えてください。

【参考】「シェアするインテリア」のためのキーワード
※以下のキーワードを参考に自由にイメージしてください。
 下記以外のカテゴリーや言葉を用いても構いません。

行為 にぎわい、安らぎ、驚き、感動、喜び、など… 
概念 時間、自然、技術、情報、芸術、など…
要素 空気、光、熱、音、におい、など…
モノ 壁、床、棚、机、椅子、水、など

ABOUT THE COMPETITION

応募要領

参加資格はインテリアのデザインやプランニングに興味を持つ個人またはグループ。参加料無料。ただし、事前エントリーを必要とします。



事前エントリー

作品応募には事前エントリーが必要です。事前エントリー期間:2016年6月1日〜7月31日(日)。登録後、エントリー番号が返信され、登録が完了します。



JIPA

一般社団法人 日本インテリアプランナー協会

全国の地域インテリアプランナー協会の連合組織として1998年(平成10年)に発足。各地域の協会活動を支援し、インテリア・環境の健全な発展を図るとともに、社会と文化の発展と充実に寄与することを目的として活動を続けています。

東京都品川区東五反田5-25-19 東京デザインセンター3F



年間活動

講習会・セミナー
各地域協会でセミナー開催
アワード
「インテリアプランニング・アワード」
出 版
「インテリアベストセレクション」等発行
展示会
IPEC開催(東京と各地域を隔年で開催)
調査・研究
 
講習・研修
IP試験対策講座を各地域協会で開催